ちょっとだけ恥ずかしいのですが、
今回は、私のオリジナルレッスンをご紹介します。
そのレッスンは、
私が自分のために編み出したものなのですが
気持ちがふさいでいる時ほど効果的なのです。
コツは、惜しまずたっぷりと時間をかけること。
すると「大丈夫、なんとかなる。」
と、気持ちが前を向きはじめ、
引っ張られるように、声が弾むのです。
滑舌も、発声も、抑揚も全部パス。
声がポンポン弾むんです。
レッスンは、とっても簡単で
「私の好きなこと」を口にだして歌うこと。
曲は「マイ・フェバレット・シングス」
そうです!
観た方も多いと思いますが、私の大好きな映画
「サウンド・オブ・ミュージック」でのこのシーン
夜になって、鳴り止まない雷が怖くなった子供達が
ジュリー・アンドリュースのベットに集まってきて
「楽しいことを考えるのよ」と、教えてもらうシーンです。
「磨いたケトル」や「ふんわりミトン」なんて
とてもありふれていて、それがいいんですよね。
歌詞の中で気取ったものなんて、一つもないんです。
映画の中では子供たちに歌ってますが、
実はこの歌は、大人のために書かれたものだと思うんです。
だって、大人になるほど自分に「美しいウソ」をつくから。
「好き」なことより「褒められる」こと
「好き」なことより「正しい」こと
「好き」なことより「やらくなちゃいけない」こと
大人になるほど、ややこしくなっちゃう。
その方が無難だし、その方がお得なこともあるけど
そのたびに大切な「好き」なもことを
ギューギューと自分の中押し込めてしまう。
だから元気もでなくって、疲れもとれなくって、
カッサカサになっちゃうんだと思うんです。
そんな時、この曲にあわせて好きなことを口に出せば、
気持ちが柔らかくなって、声が弾みだします。
何の根拠もありません。
エビデンスもみつかってません。
あくまでも(わたくし個人比)だけど、
心と声が弾むのだけは、本当です。
だから、もし気持ちがふさいでしまったら、
好きなものを「口に出して」歌ってみて下さい。
そしてもし「そうだ、京都 行こう。」と切符をとっていたら、
どうぞ、自己責任でお出かけくださいませ。