白石 由美(しらいし・ゆみ)
血液型:O型
居住地:福岡市
趣味:手帳に書き起こすこと、オペラ鑑賞、美術館めぐり
好きな食べもの:焼きそば
【実績・経歴】
現在まで1,000名以上の方に "話し方" の指導・サポートしてきました。
得意なことは「話し方・基礎レッスン」と「私なんて」という思い込みを外すことです。
私自身は窓口で「ありがとうございました」も言えないほど、話し方にとても苦労した経験があります。
実体験から得られた教訓や考え方を「言い寄せメソッド」と称して実践してきました。
テンポやリズム。話し方は「音楽」に近いと考えています。
大好きなオペラや落語をヒントに「響くこと」「心に残ること」「心をつかむこと」を大切にしています。
【メッセージ】
「白石さん、応対代わって下さい」
コールセンターに配属されていた私は、同じチームで働く同僚や後輩の対応がクレームになるとバトンタッチする役割でした。
「お客さまが、怒ってるんですよぉ」
クレームになってしまっている電話を代わることは、すでにベテランと言われていた私でもツラいものでした。
電話を代わる前からドッキドキです。「気難しいお客様なのかな」「クレーム好きな人なのかな」などと想像しながら、電話を代わっていました。
ところが毎回同じように気難しい方でも、クレーマーでもなく大半の方が "担当者の対応" に不満を感じていただけでした。
「さっきの人の言い方にカチンときたんだけど」
「私の話、ちっとも聞いてくれないんですよ」
「なんか他人ごとなのよねぇ」
『お客様、大変申し訳ございません』
お詫びを伝え電話を終えた後、すぐさまクレームの原因を探るべく担当者とお客様の録音会話を聞き返していました。
ところが何度聞いても原因に繋がるような部分は見当たらず、それでも「どこかに原因があるはずだ」と録音会話の一字一句を文字に起こし書き出していきました。それでも失礼な発言は全く見当たりませんでした。
ところがここで"運命の出会い"が起こりました。
元々、興味を持つと納得がいくまで掘り下げるタイプの私は"話し方"についてのセミナーや講習会などの自己啓発はもちろん、オペラや落語など"話"や"声(発声)"に関することの学習に力を入れていました。
その日、ふと目にした、オペラの"発声について書かれた書籍"にあったほんの一文「言葉に想いを乗せる」という言葉にひどく感銘を受けました。
この時私は、初めて気付くことができたのです。
"人は『言葉』を通して『想い』を聞いている"ということを。
翌日すぐにあの録音会話を聞き直し、指導に繋げていきました。
電話での応対は特に相手の顔が見えないことで、自分の本心とは別に「申し訳ありません」や「ありがとうございます」といった感情を直接的に表す言葉ですら伝わらないことがある。ということを改めて知るきっかけになると共に "言葉に想いを乗せる" ということを強く意識するようになりました。
人は意識をするだけでも、大きく変わることができますが「想い」を伝えるということは、意識するだけでは出来ないこともあります。
今では笑い話になりますが、これだけ"想い"への"想い"を持っていても、当時の私は衝突を避けるために自分の"想い"を押し殺していました。上司やお客様、クライアント、そして友達にすら遠慮していました。
20年勤務した職場を離れ、起業した私は毎日"人と会うこと"も仕事の一つでした。
そこはビジネスチャンスを掴む場でも、色んな考えや意見を得るという学習の場でもあったからです。
周囲を見ても"すごい人"ばかりで「私が居てもいいのかな」と思うこともしばしばでした。
でもそこで大きな気づきになったのは、
"仕事はまず、選ばれる事から始まる" ということでした。
ほんの数分のご挨拶、名刺交換をするだけの時間であっても、"選ばれる人"というのはやはり選ばれていくものです。
その方々の言葉は、奥底からにじみでる『誠意』や『熱意』そして『本気』。
そこに『品の良さ』『ユーモア』も加われば本当に叶わない。それは選ばれるわけです。
企業に属していた頃を思い返すと、社内会議で同じ内容を伝えていても、その場にいる人の気持ちを"グッ"と掴む人の意見が選ばていきます。そしてその人達が出世していく。出世をするということは会社から上司として "選ばれる" ということです。
人は "話し方一つで選ばれていく" ことを知ると同時に "能力や実力だけでは限界がある" ことも学びました。
このまま遠慮していても何も変わらない。
そんな「自分も変わりたい」という苦悩やこれまでの経験から得た "話し方メソッド" それが "いい寄せメソッド" です。
「話し方」も「音楽」も同じ。相手に『響く』こと。
自分の想いが言葉を通じて、相手の心に響くことで、はじめて相手を動かすことができるのだと信じています。
これまでの私のように話し方一つで相手との関係が変化します。一歩先に向かう時にこそ、味方してくれるのは「話し方」。
多くの人の「本番」で、ポッと想いが伝わるように。
そんな想いを名前にこめました。
「スピークポット」
「話し方」で未来を掴みたいあなたへ。
そして自分の「本番」を生きるあなたへ。
背中をそっと押すような手助けになれれば幸いです。
スピークポット
代表 白石 由美