たとえば、どうしようもなく落ち込んでしまったり、
わけもなく自分のことが嫌になってしまったら、
今すぐコピー機にかけよって、A4の用紙を手に入れてみて下さい。
そして、バラバラに思いつく言葉をA4のコピー用紙に書き出すと
押し込めてしまった気持ちが、言葉となって紙の上に踊りだすのです。
それは、ダイヤモンドのように光輝く言葉。だったらいいのですが、
現実には全然違っていて、私はの場合、ネガティブな言葉が並びました。
「私ってダメだな」
「そう思われてたんだ」
「そうじゃいなの」
ハッとすることに、自分で自分のことを責めていたのです。
理由はすぐにわかりました。それは二日前のランチで、
友人から言われたある「ひと言」を、気に病んでいたからです。
それは
『あなたって、めざといわね。』
と言われたことです。今だったら笑いとばしてしまえるのですが、
30代半ばの私は、言われたことを額面通り受け取ってしまうタイプでした。
なぜ、そのようなことを言われたのかを説明すると、
当時の私は、とにかく旅行に出ることばかり考えていて
ネット検索したりチラシわみては、いつも格安の航空券を探していたのです。
でも考えてみれば、格安航空券を探すことは、ちっとも「めざといこと」ではなくって、
「やりくり上手」とも言えるんですよね。しかも、好きなことを行動に移せたのですから、
自分を責めるなんてこと、何ひとつないのに。
つまり私に何が起きていたのかというと
自分ではなく、友人の「言葉」を信じてしまったから、
自分のことを信じられずに、自分で自分を責めてしまったのです。
それが、大好きな友人の言葉だったとしても、そのまま受け取らなくていいのです。
もしかすると友人は「たまには誘ってよ」というメッセージ送っていたのかもしれません。
言葉はまっすぐに心に影響します。なので、もし気持ちがザワついてしまったら
ノートや紙を取り出して、気持ちを言葉に書き出して、いらない言葉から離れてしまいましょう。